インディ・レーベルTim/Kerrからのリリース。ジャケットには｢William S. Burroughs-Voice｣｢Kurt Cobain-Guitar｣とクレジットされている。曲はBurroughsの詩の朗読にKurtのインプロヴィゼーション・ギターが絡む。正直、俺には理解できない。

語弊があるが、簡単に説明するには｢GRUNGEの祖｣という事にしておく超重鎮バンドMELVINS。この『HOUDINI』に収録された“Hooch”、“Joan Of Arc”、“Set Me Straight”、“Sky Pup”、“Pearl Bomb”、“Spread Eagle Beagle”でKurtはMELVINSと共にプロデュースを手掛け、さらに“Sky Pop”ではGuitarを弾き、“Spread Eagle Beagle”ではAdditional Percussion(?)を他2名と3人で演奏したようだ。有島博志氏のライナーによると、KISSのカバーである“Going Bling”ではVocalも入れているらしい。ちなみにこの曲はKISSのトリビュート・アルバム『KISS MY ASS』では、DINOSAUR JR.がカバーしている。

89年7月、Kレーベルから出たTHE GO TEAMのシングルにKのオーナー&BEAT HAPPENINGのCalvin Johnson、BIKINI KILLのTobi Vailと共にGuitarで参加しているようだ。BOOTLEG『IN MEMORY OF "KURDT KOBAIN"』の16、17曲目に収録。曲名は“SCRATCH IT OUT”、“BIKINI TWILIGHT”。また、EARTHの『EXTRA-CAPSULAR EXTRACTION』にSPECIALISTとクレジットされている。

Willie Nelsonのトリビュート・アルバム。正直この人のことは全く知識ナシ。1曲目でKristはBassを担当。ちなみに同じく1曲目のGuitarにはSOUNDGARDENのKim Thayil、DrumsにはALICE IN CHAINSのSean Kinney。

NIRVANA消滅後、Kristがはじめたバンドのセルフタイトル・アルバム。メンバーは無名のシンガーのYva Las VegasとMINISTRYの『ΚΕΦΑ∧ΗΞΦ』(邦題:詩篇69)にその名を見つけることができるWilliam Riefin。このバンド、結局消滅してしまったようだ。

SEATTLEで開催されたWTO(世界貿易機構)の会議でのデモ活動の一環として行われたLIVEを録音したもの。元DEAD KENNEDYSでインディ・レーベルALTERNATIVE TENTACLES(この作品もこのレーベルからのリリース)を運営するJello Biafra、解散してしまったSOUNDGARDENのGuitarist、Kim ThayilとKrist Novoselicによるグループ。ちなみにDrumsのGina MainwalはSWEET75のメンバーになったらしいけど、活動してるの?SWEET75は。内容は1曲目はBiafraによる15分ものスポークンワード、2曲目がDEAD KENNEDYSのLet's Lynch The Landload、3曲目がBiafraとD.O.A.の曲“Full Metal Jackoff”、そして新曲が2曲の5曲。ちなみに、この音源のMIXを手掛けたのはJack Endino。

KristはMEAT PUPPETSのCurt Kirkwood(Vo.&G.)、元SUBLIME/LONG BEACH DUB ALLSTARSのBud Gaugh(Dr.)と3人でEYES ADRIFTなるバンドを開始。2002年1月からツアーを開始し、2003年アルバムをリリース。未聴です。音はMEAT PUPPETS寄りのカントリー調のROCKらしい。ツアーやアルバムのリリースと精力的に活動していたようだが、アルバムの売上が芳しくない影響か、Kristは2003年に音楽業界からの引退を宣言。その頃一方のDaveは結婚(初婚ではないはず)したようです。元NIRVANAのメンバーの明暗を分けています。

BEATLESの初期メンバーでアートの道に進むためバンドを離れ、BEATLESがレコード・デビューする半年前に病死したスチュアート・サトクリフの実話を元にした映画。収録されているのはBEATLESがデビュー前から演奏していたカバー曲。メンバーはGreg Dulli(ex.Afgan Wigs)、Don Fleming(ex.GUMBALL どちらかと言えばT.F.C.やPOSIESのプロデュースが有名か)、 Mike Mills(ex.R.E.M.)、Thurston Moore(ex.SONIC YOUTH)、Dave Pirner(ex.SOUL ASYLUM)、そしてDave Grohl。Vocalは曲によってJohn役のGregと、Paul役のDave Pirnerを使い分けて演奏している。

個人的にはこのバンドに対する思い入れは大変強い。初めて見に行ったLIVEがHMV池袋店のFOO FIGHTERSのインストアLIVEだった。大学1年のとき、ずいぶん遅い初体験だった。そのときの模様を掲載したCROSSBEATの写真には小さいながら俺が写ってた。インストアLIVE後、抽選でサイン入りポスターとサイン入りアナログを貰った。また、購入した1stアルバムに付いていたプレゼントに応募してサイン色紙が当たった。97年のFUJI ROCKでのLIVEは死ぬ思いをした。赤坂ブリッツのLIVEではTWINDRUMで叩いていたDaveが体調不良で途中でステージを降り、半分チケット代が返ってきた。'00のREADING FESTIVALではPEARL JAMの事故を再び起こさせまいと、Daveが演奏を中断してオーディエンスを落ち着かせた。一番回数多くLIVEを見ているバンドだった。しかし、2ndまではしっかりフォローできていたが、最近は興味が薄れた。FOO FIGHTERSはNIRVANA消滅後、Dave GrohlがDrumsからGuitarist&Vocalistに変身し、一時解散していたSUNNY DAY REAL ESTATEのメンバーやPat Smearを引き込んで形作られたバンド。1stアルバムは全ての楽器をDaveが演奏しレコーディング。その後バンドとして活動するためメンバーを集めるという過程を経る。ツアーの激しさに耐えられないせいか、メンバーチェンジが激しく唯一元S.D.R.EでBassのNateのみが初期のメンバーで残っている。特にGuitaristの入れ替わりは激しい。ちなみにDaveはVERUCA SALTのLouise PostやHOLE、SMASHING PUMPKINSのMelissa Auf der Maur等女性遍歴が豪華。

KING BUZZO/KING BUZZO 1992
MELVINSのKing BuzzoことBuzz OsbourneのソロE.P.。KISSのメンバーがそれぞれ自分の顔をジャケットにしたソロ・アルバムをリリースしたことを真似したもの。つまりこの時点でのMELVINSのメンバーであるDale CloverとJoe PrestonもソロE.P.をリリースしている。で、この『KING BUZZO』にてDaveは全曲Drumsを担当。他にもGuitar、Bass、Vocalと全面的に協力しているが、誰がどの曲で何やっているのか不明。Daveのクレジットは‘Dale Nixon’という名義になっている。

FUMBLE/SCREAM 1992
Dave Grohlは十代の頃からWashington D.C.のHARDCOREバンドSCREAMのDrumsとして活動していた。NIRVANAの加入前にレコーディングされたアルバム『FUMBLE』には彼の手による曲も含まれている。

HARLINGTOX ANGEL DIVINE/HARLINGTOX A.D. 1996
NIRVANA加入直前にSCREAMING TREESのDrumsでもあったBarret Jonesと共に作成した作品が、FOO FIGHTERSの活躍に便乗してリリースされている。

TOUCH/MUSIC FROM THE MOTION PICTURE 1997
Daveが音楽を担当した映画のサウンド・トラック。当時の彼女だったVERUCA SALTのLouise Postや、ヴィジュアル系バンドの駆け出しX(エックス)が海外で活動をするにあたりX Japanと改名する原因となったU.S.のPUNKバンド元祖XのJohn Doeも参加。3曲を除きインストです。

LIVE AT THE BLACK CAT/SCREAM 1998
1996年のオリジナル・メンバーによるSCREAM再結成ツアーのLIVE盤。1996年12月26日ワシントンD.C.にて。

FOR THE REST OF US EP/JOHN DOE 1998
上記『TOUCH』にも収録されたXのJohn DoeとDaveがデュエットする“This Loving Thing”を収録。

THE EARTHLINGS?/THE EARTHLINGS? 1998
Backing Vocalで参加しているようです。

INTO THE PINK/VERBENA 1999
VERBENAの2ndアルバム『Into The Pink』にAdam Kasperと組んでプロデューサーとして参加。ちなみにVERBENAの1stアルバムはSUPERCHUNKでおなじみのレーベルMARGEからのリリース。

ULYSSES (DELLA NOTTE)/REEVES GABRELS 1999
1999年David BowieやTIN MACHINEで有名なGuitaristであるReeves GabrelsのバンドREEVES GABRELSにDrums、Vocalで参加。この作品、他にもFrank Black(ex.PIXIES)、David Bowieが参加している。

IOMMI/TONY IOMMI 2000
2000年にリリースされたBLACK SABBATHのGuitarist、Tony Iommiのソロ・アルバムに収録の“Goodbye Lament”では作曲に協力し、Vocal、Drumsとしても参加。このアルバムには他にもHenry Rollins(ex.BLACK FLAG、ROLLINS BAND)、Skin(ex.SKUNK ANANSIE)、Brian May(ex.QUEEN)、Phil Anselmo(ex.PANTERA、DOWN)、Matt Cameron(ex.SOUNDGARDEN、PEARL JAM)、Serj Tankian(ex.SYSTEM OF A DOWN)、Billy Corgan(ex.SMASHING PUMPKINS、ZWAN)、Ian Astbury(ex.THE CULT)、Peter Steele(ex.TYPE O NEGATIVE)、Billy Idol、Ben Shepherd(ex.SOUNDGARDEN)といった主にALTERNATIVEっつうかモダン・へヴィネスなゲスト陣が参加している。

TENACIOUS D/TENACIOUS D 2001
個人的には映画『HIGH FIDELITY』での役どころが印象深いJack Blackと、Kyle Gassによるお笑いユニット(?)。彼等はFOO FIGHTERSの‘Learn To Fly’のPVにも出演し、‘Low’のPVではJackとDaveが女装してはしゃぎまわる姿を見ることができる。また、DaveはTENACIOUS DのPV‘Tribute’には悪魔役で出演しているとか。DaveはAdam Kasperと共に参加し、DaveはDrumsとGuitarで貢献。本作品にMixingやGuitaristとして参加しているKen AndrewsはFAILUREというバンドのVo.&G.だった人で、他にもANDREW W.K.やBLACK REBEL MOTORCYCLE CLUB、PETE YORNのアルバムへの参加/プロデューサー、PERRY FARRELL、A PERFECT CIRCLEのMIX等の仕事をしている。また、TOOLのPV“HUSH”のDirectorとしても活躍。

HEATHEN/DAVID BOWIE 2002
Neil Youngのカバー曲“I've Been Waiting For You”にGuitarで参加。

SONGS FOR THE DEAF/QUEENS OF THE STONE AGE 2002
前作でも演奏りたかったらしいがスケジュールの都合で参加できず、今回念願かなってDrumsを担当。解散したSCREAMING TREESのVo.Mark Laneganも参加。この両名は02年のFRFにもQ.O.T.S.A.のメンバーとして登場。見たかったなぁ。

KILLING JOKE/KILLING JOKE 2003
NIRVANAと裁判沙汰になったKILLING JOKEのセルフタイトル・アルバムに参加。全曲でDrumsを担当。

DOLL REVOLUTION/THE BANGLES 2003
Daveはコーラスで参加しているようです。

YOU ARE FREE/CAT POWER 2003
プロデューサーのAdam Casperが間を取り持ったと思われ、DaveはPEARL JAMのEddie Vedderと共に参加。

PROBOT/PROBOT 2004
DaveのHEAVY METALプロジェクト。HR/HM出身の豪華なゲストVocalistをフィーチャー。

BLEED LIKE ME/GARBAGE 2005
Daveが"Bad Boyfriend"という曲でDrumsを担当。

WITH TEETH/NINE INCH NAILS 2005
DaveがDrumsで参加。

SCREAMING TREESのVo.であるMark Laneganのソロアルバム。SUB POPからのリリース。基本的にアコースティック調の静かな曲ばかり。バンドの構成メンバーは曲によってまちまち。Mark Laneganによるアコギのみの歌もある。メンバーは、DINOSAUR JR.のBassもやったMike Johnson、SCREAMING TREESの初期のDrumsだったMark Pickerel、GRUNGE/SUB POPのプロデューサーと言えばこの人、SKINYARDのGuitaristでもあるJack Endino、この頃のSEATTLE周辺のV.A.アルバムによく見かけるSteve Fisk(NIRVANAの“Stain”等、プロデューサーとして有名)、そして、Kurt、Krist(このときの綴りはそれぞれKurdt Kobain、Chris Novoselicだな)。“Down In The Dark”ではKurtがBacking Vocal、おなじみREADBELLYのカバー“Where Did You Sleep Last Night”ではKurtがGuitar、KristがBassを担当。また、Mark Laneganには生前Kurtからプレゼントされた曲があり、SCREAMING TREESのアルバムに収録されるという話だったが実現せず(レコーディングしたかどうかも知らん)、結局解散してしまった。

90年代に入りALTERNATIVEがMAINSTREAMと化す以前にインディ・レーベルSSTで活躍していた元MINUTMEN/FIREHOSEのMike Wattのソロアルバム。曲ごとにALTERNATIVE ALLSTARSとでも言うべきメンツでレコーディングされている。有名どころでは、Eddie Vedder(ex.Pearl Jam)、J Mascis(ex.DINOSAUR JR.)、Cris/Curt Kirkwood兄弟(ex.MEAT PUPPETS)、Gary Lee Conner、Mark Lanegan(ex.SCREAMING TREES)、Evan Dando(ex.LEMONHEADS)、Frank Black(ex.PIXIES)、Stephen Perkins(ex.JANE'S ADDICTION/PORNO FOR PYROS)、Thrston Moore、Lee Ranaldo、Steve Shelley(ex.SONIC YOUTH)、Petra Haden(ex.THAT DOG)、Henry Rollins(ex.BLACK FLAG/ROLLINS BAND)、Mike D.、Adam Horovitz(ex.BEASTIE BOYS)、Flea(ex.RED HOT CHILI PEPPERS)、Pat Smear(ex.GERMS/NIRVANA/FOO FIGHTERS)、Dave Pirner(ex.SOUL ASYLUM)、Kathleen Hanna(ex.BIKINI KILL)、あと、泣き声で参加はSONIC YOUTHのThrstonとKimの娘CoCoちゃん。 Mikeは現在、J MascisのバンドにBassistとして参加。Krist Novoselicは2曲目でFarfisa Organ(?)、Dave Grohlは1、2曲目でDrumを叩いてる。

94年7月に行われたイベントYO YO A GO GOでのLIVE音源を集めたアルバム。KristとDaveはDISC ONEの15曲目、HALF JAPANESEで有名なJad Fairの息子SimonのバンドSTINKY PUFFSでバックを務めている。クレジットを見てもらえばわかると思うけど、スゴいメンツ。有名どころではBECK、個人的にはEXCUSE 17、HEAVEN TO BETSYのS-K関係や、MARY LOU LORD、TEAM DRESCH、SOFTIESとか。

MELVINS + NIRVANA = MELVANA。92年1月15日にSeattleのCrocodile CafeでのLIVE音源らしい。このレコードは所持していないし、このLIVEが行われた背景やその内容、見るからにオフィシャルでないこのレコードの出所など全く不明。